2008/01/25

さらにさらに続報: Java6 on MacOS X

いつのまにかちょっと検索するとsoylatteの情報が沢山手に入るようになってますね。
その中から、個人的に試した範囲でまとめときます。


  1. SoyLatte: Java 6 Port for Mac OS X 10.4 and 10.5 (Intel)をダウンロード&ダブルクリック
  2. ターミナルで open /usr/local を実行
  3. ファインダーで1のsoylatte16-i386-1.0.1 を /usr/local にインストール


これでsoylatteのインストールは完了です。AWTやSwingを使う場合、以下の設定が必要。
ただし、僕の環境では以下の設定を行った後デスクトップにハードディスク以外のアイコンが表示されないようになり、ファインダーの左のショートカットのアイコンもおかしくなったので、他に設定が必要かも。.MacOSXを違う名前にし、再起動するとなおりました。


  1. ターミナルで mkdir ~/.MacOSX を実行
  2. ~/.MacOSXに以下の内容でenvironment.plistを作成

    <?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
    <!DOCTYPE plist PUBLIC "-//Apple Computer//DTD PLIST 1.0//EN" "http://www.apple.com/DTDs/PropertyList-1.0.dtd">
    <plist version="1.0">
    <dict>
    <key>DISPLAY</key>
    <string>:0.0</string>
    </dict>
    </plist>

    (/Developer/Applications/Utilities/Property List Editorを使うと簡単に作れます。)
  3. 一旦ログアウトし、再ログイン
  4. X11(アプリケーション/ユーティリティ/X11)を起動


これでAWT、Swingも使えるようになります。ただしこのままだと日本語が出ないので、下記の設定を行います。


  1. ターミナルで mkdir /usr/local/soylatte16-i386-1.0.1/jre/lib/fonts/fallback を実行
  2. ターミナルで open /usr/local/soylatte16-i386-1.0.1/jre/lib/fonts/fallback を実行
  3. 一般利用者向けIPAフォントのダウンロードからフォントをダウンロードして解凍し、ipa*.ttfをfallbackにコピー


これで日本語が表示されるようになります。
X11上で表示されるLAFはGTKなので、これをOSXぽくするために、Quaquaをインストールします。


  1. Quaqua Look And Feelをダウンロード(試したのはバージョン4.2)して解凍し、/usr/local/soylatte16-i386-1.0.1/jre/lib/extにlibquaqua.jnilibとquaqua.jarをコピー

  2. LAFを選択できないアプリでも、Javaの起動オプションに -Dswing.defaultlaf=ch.randelshofer.quaqua.QuaquaLookAndFeel を足せば、Quaquaを使わせることが出来ます。


上記の設定で、AquaっぽいLAFでJava6が使えるようになります。

JConsoleもこのとおり。